ハッパやって監獄に入れられて出てきて酔っ払って階段オチしてそのまま死んじゃうなんて、なんつうか、徹底的に中島らも的なヒトだなぁ。
この人くらいフォーククルセダーズの「帰ってきた酔っ払い」が葬送曲としてしっくりくる人はいない気がする。
おやすみなさい。
新宿ルミネのABC跡地がBK1になるというので、いったいBK1ってどんな雰囲気の店だっけな?(数年前に渋谷に行ったっきり。渋谷じゃいつもロゴス使ってるから。)と思って、もよりのBK1を覗いてみましたところ
愛されてお金持ちになる魔法の言葉 あなたが変わる(リンクはamazonって嫌な客だ)
という名の本を発見。立ち読み。えらい熱心に立ち読み。
まぁ他愛の無いアファメーション系の内容なんですけど、考えてみたら女子の3大煩悩って「綺麗になりたい!」「愛されたい!」「金が欲しい!」な訳ですよ。
そのうちの2つまでも書名にねじ込み、「私は綺麗=だから愛される」ってことで3つの欲望の全てを満たしてしまおうという、女子ニーズど真ん中を一気に3枚抜きという荒業に、なかなかおぬしやるなと感心。
もう一冊面白かったのはyucoさんが紹介されていた
ありがちな本だと思って手にとったんだけど、これがえらく面白い。うっかり衝動買いしそうになった。(とりあえず今日は我慢した。)
まぁアメリカ人と日本に住む私たちでは色々社会的な事情が異なることは明白なんだけど、その辺は差っぴいても心揺さぶられる内容である。
というのも私もまさにここに出てくる人たちと同じように、一度進路を大転換しようとして失敗、以来ルーザー人生一直線という過去があるんで。
もっとも私の場合はちゃんと競争のスタートラインに立つことすらできないままドロップアウトした訳で、単にレイジーなだけという側面があることも否めないんだけどね。
リレーの用意ドンでヘラヘラ笑いながら後ろ向きで走ってるようなもんかな。だって本気出して走ったってビリなんだもん、必死でかっこ悪いのなんかヤだ、無駄な汗とか流すのヤだ、何よりも自分が傷つくのがヤだって。
それが仕事とかだけじゃなくて、いつのまにか人生全般を貫く姿勢として身についてしまっていて。
しかしそういうのもいい加減かっこ悪いなぁとシミジミ感じる人生の折り返し地点。
私が何回も生まれ変わる魂なのだとしても、この生は、今のこの瞬間は、二度とは戻らないんだと思うと、このまま60歳くらいになって癌とかになって(もしくは階段から転げ落ちたりして)余命数ヶ月と宣告されたとき、2004年の夏のつり革にだらしなくつかまってうすらぼんやり息をしているこの瞬間をどれほど後悔するのだろうと思うと、ふとものすごい焦燥感にさいなまれてしまったのであった。